日別アーカイブ: 2008年11月15日

『大学で福祉を学ぼうとするあなたへ』

淑徳大学社会福祉教育研究会『大学で福祉を学ぼうとするあなたへ』(みらい 2007)を読む。
大学の担当者から貰った大学の宣伝本である。教員個人の社会福祉を勉強していた学生時代の思い出が綴られている。私の社事大での実習担当をお願いした(しかし,事情で途中でキャンセルとなってしまった)教員のコメントも寄せられており楽しく読むことができた。
20年前に,「社会福祉士」という国家資格ができて以来,大学においては社会福祉という学問体系が確立したのは良いが,社会福祉士という資格自体が宙に浮いてしまった経緯が伺われた。

パンフレット研究:川村学園女子大学

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川村学園女子大学のパンフレットを読む。
決して有名大学ではないが,関東大震災の翌年の大正13年に,震災救助活動での経験を踏まえて法人が創立された歴史ある大学である。
英語,史学,心理学科を揃えた文学部,そして幼児教育,児童教育,社会教育学科の教育学部,そして日本文化,観光文化,生活文化の人間文化学部の3学部と大学院で構成される。人文系だけの女子大としてはその学問分野の幅は広い。
パンフレットに「学びの8つのキーワード」と称して,「基礎ゼミナール」「キャリアプランニング」「ライフプランニング」「外国語教育」「クロスオーバー教育」「副専攻制度」「就職支援」「大学院の充実」が掲げられており,良い意味でオーソドックスな大学である川村学園女子大の特徴を示唆している。
我孫子市の外れに位置し,JR常磐線の天王台駅からバスで乗り継ぐ不便な場所にあり,落ち着いて勉強に専念したいと考える女子生徒にはよい環境であろう。