月別アーカイブ: 2007年11月

『まったくはじめての〈外国為替〉投資入門』

竹内淳『まったくはじめての〈外国為替〉投資入門』(明日香出版 2003)を読む。
著者自身が設立に参加した(株)外為どっとコムの宣伝も兼ねているが、外国為替取引を始めるにあたっての円高ドル安などの為替相場の基本から始まり、指値やIFDなどの注文方法、リスク、それぞれの国の通貨の特徴、テクニカルチャートの活用方法、正しい取引業者の選び方など為替投資のイロハを全てカバーしている。4年前の本でスワップポイントや業者の選び方など古い情報も混在するが、入門書としてよくまとまっている。

中日ドラゴンズ優勝

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一昨日の日本シリーズで中日ドラゴンズが53年ぶりに日本一に輝いた。
ドラゴンズの親会社である中日新聞系列の東京新聞を読むと、スポーツ欄は見開き2面いっぱいに8回を完璧に抑えた山井投手や岩瀬、荒木、ウッズの写真が溢れている。その中で日本シリーズの最高殊勲選手(MVP)を受賞した中村紀洋選手のインタビューが心に残った。彼は今年の1月にオリックスを解雇されてから、学生アルバイトを相手に練習を続けながら移籍先を探し、中日ドラゴンズに年収200万ぐらいの育成選手として入団した選手である。まさに底辺から再出発し、開幕からレギュラーとしてヒットを打って活躍しても、「なんとかしてユニホームを着たい」という春先の気持ちを持ち続け、見事優勝という栄冠を勝ち取った。優勝のお立ち台では「もう、最高です。うれしい。1月からいろんなことがありましたけど、本当にドラゴンズさん感謝しています。本当にありがとうございました」と感謝の謝辞を述べた。そして、彼は「一度、リストラされても、なんとかしようと必死にやれば、いつか結果が出る。自分が示して、そんな人に励みになればと思った」と語る。

私も2月から彼を応援していたが、このような良い結果で終わるとは想像も出来なかった。就職氷河期世代で同じ年齢のピークを過ぎた30代半ばのスポーツ選手が再チャレンジして活躍する姿というのは勇気を与える。21歳のダルビッシュの熱投が光ったシリーズであったが、中村ノリの来年以降の活躍を祈念したい。

埼玉県労働局の勧告

本日の東京新聞朝刊に、埼玉県労働局が県教育委員会に障害者雇用の適正実施を勧告したとの記事が載っていた。
記事によると、31日、県教育委員会の障害者雇用が、同教育委の採用計画通りに進んでいないとして、適正実施勧告を出したとのことである。障害者雇用促進法は、都道府県などの教育委員会に2%以上の障害者雇用を義務づけているおり、埼玉県教委は来年末までに2%以上にする計画を立てているが、6月1日現在雇用している障害者は361人で、雇用率は1.36%に過ぎない。採用計画の実施率も4%弱にとどまっている。
埼玉県教委自身が「心のバリアフリーと社会で自立できる自身と力をはぐくむノーマライゼーションの理念に基づく教育の推進」を重点目標に掲げている以上、教育現場や県立施設、教育事務所などにおける障害者雇用の拡大は最重要課題である。校長やら県教委の子息のコネ採用よりも優先してほしいことである。
詳細は下記のホームページを参照して下さい。

□ 埼玉県労働局の当該のホームページ□