今日の東京新聞朝刊に、「小泉チルドレン」の一人である稲田朋美自民党衆院議員のインタビューが載っていた。今の時代にこんなごりごりな右翼議員がいたのかと開いた口が塞がらなかった。渡辺昇一を崇拝し、明治維新の成功は天皇親政にあると考え、日本が守るべき伝統や文化や道徳教育の在り方などを研究する「伝統と創造の会」を創設したという。まさに女版西村真吾のような華々しい経歴の持ち主である。
彼女は特に靖国問題に関心があるようで、小泉総理の参拝に対し「一国民として感謝しています」と述べた上で、「ポケットからのさい銭チャリーン、の参拝はいかがなものかな。昇殿しきちんと参拝してほしかった」と述べる。さらに、「実は国民の道徳心の低下は靖国問題に集約されている。どんな歴史観も自由だし侵略戦争の批判もあっていい。でも、国を守るために突撃した先人に感謝や敬意を表すことができない、(それを)教えられないのは道徳の退廃につながると思う」と述べ、教育基本法の改「正」を主張する。
彼女自身の危険性もさることながら、そんな彼女を衆院議員として信任してしまう今の国民の風潮が怖い。
小泉チルドレン
コメントを残す