前埼玉県知事土屋義彦『小が大を呑む:埼玉独立論』(講談社 1997)を読む。
購入した途端、土屋氏本人が県知事を辞任してしまったので、そのまま本棚で埃をかぶっていたものだ。政治家が自身の政策を喧伝する以上のものではない。
東京都民の出した廃棄物の処理問題を巡って、尊敬する人物として吉田松陰を挙げている。「士の行は質実欺かざるを以て要と為し、巧詐過ちを文るを以て恥と為す。公明正大、皆是より出づ。」という言葉を紹介しているが、その尊敬する松蔭の言葉をまず自身が忠実に実践するべきであったろう。
『小が大を呑む:埼玉独立論』
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