読書」カテゴリーアーカイブ

『まんが中国語入門』

高信太郎『まんが中国語入門:楽しく学んで13億人としゃべろう』(光文社 1999)を読む。
極めて分かりやすい中国語入門である。
得てして外国語の学習は「正しい」発音から入るので、変な発音をしてはいけないという意識が先行して、話そうという気持ちが萎えてしまう。この本は逆に「主語+述語+目的語」という文型の説明から入り、簡単な英文法と漢字の知識を活用して、どんどん文章を作っていく。まんがのメリットが十分に生かされ、30分ほどで中国語の何たるかが分かった気分になった。いささか説明も強引であるが、漢文の基本構造通りに漢字を当てはめていけば文章が作れるので、読んでいて楽しかった。
我喜歓看中国語的書 我想学中国語
前書きにあったことばを引用してみたい。

 中国語は、日本人が学びやすい言葉です。たしかに発音は難しい。でも、日本人は漢字で育っていますから、他の国の人が中国語を学ぼうとするときより、ずっと楽なはずです。
 中国語を勉強して楽しいのは、「日本語がわかる」ということでもあります。日本語の熟語は、元はこういう言葉だったのか、と驚くことがあります。日本は中国から多大な影響を受けてきました。それが現在、なぜ違うのか? 同じなのか? 日本語と中国語の関係は、知れば知るほどおもしろいです。

『矛―パンクラス公式読本』

大谷泰顯企画制作『矛―パンクラス公式読本』(ダブルクロス 1997)をパラパラと読む。
グレイシーという「黒船ショック」が格闘技界を揺るがしていた1997年に、鈴木みのるバージョンの「矛」と船木誠勝バージョンの「盾」、2冊同時に発売されたプロレス団体パンクラスの公式読本の一冊である。
現在はいわゆる「プロレス」というカテゴリーで活躍する鈴木みのる選手のインタビューを中心に、現在もパンクラスで活躍する伊藤崇文選手、近藤有己選手などのコメントの他に、UWFの総括や、カール・ゴッチ氏や佐山聡氏の声も掲載されているボリューム満点な内容となっている。

スクリーンショット 2014-12-21 21.14.01

『栄養士&管理栄養士 まるごとガイド』

藤沢良知監修・「食生活」編集部編『栄養士&管理栄養士 まるごとガイド』(フットワーク出版 2005)をパラパラと読む。
管理栄養士や栄養士の資格の紹介に始まり、第一線で活躍している栄養士の姿やこれからの管理栄養士・栄養士の活躍に向けた提言、最後は国家試験の案内や勉強方法で締めくくられている。
管理栄養士という資格自体は1962年に設けられたが、その業務内容は「複雑困難な栄養指導等」とされ、従来の栄養士との仕事の違いが明確ではなかった。2000年3月に栄養士法が改正され、管理栄養士の業務内容は以下のように定義づけられた。

  1. 傷病者に対する療養のため必要な栄養の指導
  2. 個人の身体の状況、栄養状態等に応じた高度の専門的知識及び技術を要する健康の保持増進のための栄養の指導
  3. 特定多数人に対して継続的に食事を供給する施設における利用者の身体の状況、栄養状態、利用の状況等に応じた特別の配慮を必要とする給食管理及びこれらの施設に対する栄養改善上必要な指導等を行うことを業とする者

こう言っては怒られてしまいそうだが、医療や福祉、介護、スポーツの分野のニッチを埋めるという点では、管理栄養士と理学療法士はよく似ている。オリンピック選手に帯同して競技力向上を目指すなどの華やかさがある一方、まだまだ位置付けの不明確さがついて回る職業である。現場では「味」を追求する調理師と「栄養」を高める栄養士との宿命的な対立が待ち構えている。管理栄養士・栄養士の地位向上を求める声は強いが、そうした声の背景には、専門性を発揮できない現場の苛立ちがあるのだろう。

巻末に栄養士・管理栄養士のスキルアップ情報がまとめられている。そこに掲載されている資格の中に、いかにもインチキくさいものも混じっていた。資格ビジネス極まれりといった感である。カッコ内は受験料や受講料他である。

  • 栄養サポートチーム(NST)専門栄養士
  • 糖尿病療養指導士
  • 介護支援専門員(ケアマネージャー)
  • 健康運動指導士・健康運動実践指導者
  • フードコーディネーター
  • 消費生活アドバイザー・消費生活コンサルタント・消費生活専門相談員
  • 産業栄養指導担当者(44,000円)
  • 食生活アドバイザー(3級:4,200円 2級:6,800円)
  • フードスペシャリスト(4,000円)
  • 認定健康心理士(50,000円)
  • 食品保健指導士(199,500円)
  • サプリメントアドバイザー(15,000円)
  • 健康咀嚼指導士(15,000円)
  • 健康教育士(30,000円)
  • 病態栄養専門士(20,000円)
  • 栄養情報担当者(NR)(15,000円)

『ツイッター超速★仕事術』

ひらまつたかお『ツイッター超速★仕事術』(中経出版 2010)を20分程度でササッと読む。
WEB制作やネットサービス構築に携わっている著者が、ツイッターを活用したPRやイベント告知、人脈の広げ方などのノウハウを語る。
ツイッターそのものの善し悪しなどの抽象的な話ではなく、顧客獲得のためのツイートの実践例やURLの短縮方法、イベントの開催方法など、実際の仕事で使う上でのエッセンスがまとめられている。

TwitterもFacebookもmixiもやっていない自分は、SNSを取り巻く現実がいまいち飲み込めないが、困った時にすぐにフォロワーが知恵を貸してくれたり、情報が拡散していくことでリアルなイベントや運動に繋げられたりといったTwitterならではのメリット面についてはよく理解できた。今回は特徴を理解するだけであったが、SNS自体の持つ可能性については注目していきたい。

『危ない世界一周旅行』

宮部高明『危ない世界一周旅行』(彩図社 2009)を読む。
世界地図を片手に、一緒に旅行気分を味わった。
ヨハネスブルグでは黒人30人にボコボコにされたり、大麻入りのスパゲッティを食べさせられたり、ハチャメチャな貧乏旅行の冒険記である。
著者の若さを感じる一冊であった。
320日間の世界一周旅行に掛かった費用が、航空券55万円や盗難にあった70万円を含めても210万円というのは驚きであった。

今、ネットを調べてみたのだが、世界一周航空券なるものが存在するということを初めて知った。
いつか、使ってみたい。