雑誌『Tarzan (ターザン) 2013年 4/25号』(マガジンハウス)を読む。
「自転車150%活用術」という特集が組まれていたので手に取ってみた。スポーツ雑誌らしく、筋肉や心拍数、メタボ対策から、セッティング、ポジショニングまで、中級者レベルまで簡潔に分かりやすくまとめられている。特に、日常にないスピードを出しながらギヤの切り替えや周囲の状況把握などの情報処理を行うことで、脳が覚醒され、仕事の能率もアップするという点が興味深かった。
「読書」カテゴリーアーカイブ
『人はなぜツール・ド・フランスに魅せられるのか』
土肥志穂『人はなぜツール・ド・フランスに魅せられるのか』(東邦出版 2006)を読む。
ちょうど先日読んだランス・アームストロングの全盛期にあたる、2000年代前半のツール・ド・フランスの観戦記である。
選手同士の熱い戦いだけでなく、裏方のチームスタッフの事情やスポンサーとの関わり、アシストに徹する選手など、表舞台だけでないツール・ド・フランスの魅力が垣間見えてくる。ランス・アームストロングの実力と人間性を褒め称えるような内容が多く、ドーピング違反が明らかになった現在では評価の分かれるところであろう。
『自転車入門』
河村健吉『自転車入門』(中公新書 2007)を読む。
銀行勤めで自転車とは無縁の生活を送っていた著者が、60歳を過ぎてからスポーツバイクにはまった経緯や感動を綴る。特に著者の体験から、中高年になってから自転車に乗る恥ずかしさを克服するコツや体力に応じた乗り方のポイントがまとめられている。
文学者の自転車体験記が随所に引用されており、夏目漱石や志賀直哉が自転車に苦労したくだりが興味深かった。
『ただマイヨ・ジョーヌのためでなく』
ランス・アームストロング『ただマイヨ・ジョーヌのためでなく(原題:It’s Not About the Bike)』(講談社 2000)を読む。
自転車選手権で優勝するなど順調に世界一流の自転車選手の道を歩んでいた著者であるが、25歳の時に生存率20%以下という睾丸癌を発病してしまう。そして、一時期は生死の境を彷徨う厳しい病気との闘いを克服し、復活の翌年に自転車レース最高峰のツール・ド・フランスで個人総合優勝(その後取り消されている)を果たすまでの半世紀が綴られている。
先週以来疲れが続いたためか、また、翻訳の自叙伝を読むという経験自体があまりなかったためか、1週間くらいかけてやっと読み通した。この作品が仮に小説や映画であるとすれば、笑っちゃうくらいの典型的な青春物語である。苦境の中で発揮される本人の努力や周囲の温かい支え、勝負の駆け引きなど、三文小説にありがちな仕立て満載の作品となっている。
その後のランス氏の経緯を考えると、感想も素直には出てこない。しかし、素直な中学生や高校生が手に取る(取らされる?)「偉人伝」として読むならば、良質な作品として評価して良いだろう。
『Goods Press』
「アナログな男の乗り物。」という特集が組まれた、雑誌『Goods Press』(徳間書店 2014/06)を読む。
モールトンなどのヴィンテージ自転車やカンパニョーロのパーツ、ブルックスの革サドルなど、“大人仕様”のこだわりの逸品が紹介されている。まだヴィンテージものへの興味はないが、ファッションとしての自転車の魅力の一端を知ることができた。
また、20年以上前にツーリング仕様のバイクに憧れたように、長距離サイクリングに特化した「ランドナー」に目を奪われた。
いつか、こうした自転車に荷物と好奇心を満載にして旅に出たいものだ。





