『自転車入門』

河村健吉『自転車入門』(中公新書 2007)を読む。
銀行勤めで自転車とは無縁の生活を送っていた著者が、60歳を過ぎてからスポーツバイクにはまった経緯や感動を綴る。特に著者の体験から、中高年になってから自転車に乗る恥ずかしさを克服するコツや体力に応じた乗り方のポイントがまとめられている。
文学者の自転車体験記が随所に引用されており、夏目漱石や志賀直哉が自転車に苦労したくだりが興味深かった。

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