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『地雷手帳』

犬山紙子『地雷手帳:嫌われ女子50の秘密』(文春文庫 2015)を読む。
2013年に刊行された単行本『嫌われ女子50』の文庫化である。若い女性をターゲットにした内容であるが、注目を集めたいが、同性の目線も気になる女性同士の駆け引きが面白くまとめられている。
瀧波ユカリさんとの対談の一節を紹介したい。

瀧波:男の子の話題って、自分と関係ないことをしゃべってるんですよね。テレビとか政治とか野球とかガンプラとか。「ガンプラと俺」じゃなくて、ガンプラについて話しますよね。
犬山:女の子はみんな「私」が入っちゃいますよね。
瀧波:でも男と同じことをやって女が楽しめるかといったらそれはそうじゃないんで難しいですよね。
犬山:最終的におばあちゃんになって「かりんとうがおいしい」までたどりつけるといいですよね。
瀧波:そうそう、増えたアンテナがどんどん減っていって、「甘いもの〜」みたいな。今、趣味が多様化しすぎなんですよね。小学校の時とかは、「りぼん派」と「なかよし派」しかなかったですもんね。あと、女の子は自分のことを考えすぎですよね。自分の将来とか、ま、将来のことを考えるのは別にいいんだけど、「彼氏がいない」とか「これから仕事どうしよう」とか、考える要素がいっぱいあるから仕方ないんだけど、普段考えていることが会話になるから、そうするとやっぱり「私と◯◯」になって、環境が違う人とかだと、「私と◯◯」の話が当然合わなくなりますよね。男の人はそんなに「彼女がいないこの俺の何年間」って考えないと思う。
犬山:男の人は「童貞」か「非童貞」かくらいですしね。そういえば私の弟、今29歳何ですけど、弟も友達もずーっとミニ四駆の話ばっかりしてました……。

『お江と戦国武将の妻たち』

小和田哲男『お江と戦国武将の妻たち』(角川ソフィア文庫 2010)をぱらぱらと読む。
織田信長の妹のお市の娘で、豊臣秀吉の妻となった茶々の妹で、さらには徳川秀忠の妻となり家光を生んだお江の生涯を知りたいと思い手に取ってみた。しかし、大河ドラマの放映前にして、タイトルだけ新しくして再刊された本で、ほとんどお江のことは出てこなかった。タイトルにもある戦国武将の妻は、平安貴族のように部屋に閉じこもっているだけでなく、戦の現場に出かけたり、家族や女性同士のネットワークを駆使して情報を集めたりと領国経営の一端を担っていたということは分かった。

『本能寺の変 431年目の真実』

明智憲三郎『本能寺の変 431年目の真実』(文芸社文庫 2013)をパラパラと読む。
教材研究として手に取ってみた。ここしばらく疲れがピークなので、結局筆者が何を言いたいのかまで掴むことができなかった。
但し、「悪の明智を破った正義の秀吉」といったイメージに彩られた本能寺の変のエピソードは、本能寺の変からわずか4ヶ月後に書かれた『惟任退治記』という報告書や江戸時代になって書かれた秀吉礼賛小説の『太閤記』を基にしており、脚色が施されたものであるという点は納得できた。

『壺霊』

内田康夫『壺霊』(角川書店 2011)を読む。
著者は先月亡くなったばかりの内田氏である。ご存知名探偵浅見光彦氏が活躍する定番のシリーズである。たっぷり上下2巻の長編ミステリーだが、まったりとした展開が続き、興味が最後まで続かなかった。

ここしばらく仕事が多忙を極めており、読書に費やす寸暇もままならなかったが、歴史小説、歴史ミステリー、海外事情に関する本をどんどんと読んでいきたい。