中務哲郎・大西英文『ギリシア人ローマ人のことば:愛・希望・運命』(岩波ジュニア新書 1986)を手に取る。全く頭に入らず。
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『ローマは一日にしてならず』
横山紘一『ローマは一日にしてならず:世界史のことば』(岩波ジュニア新書 1985)をパラパラと読む。
世界史や古典の教科書に載っていそうな「朕は国家なり」「都市の空気は自由にする」「王侯将相寧んぞ種あらんや」などの言葉の解説が並んでいる。疲れているせいか、ほとんど頭に入ってこなかった。
『アンダー ザ ロード』
道路の地下利用を考える会編『アンダー ザ ロード』(講談社 1984)を読む。
子ども向けの絵本とも言ってよい内容で、これからの「INS(高度情報通信システム)」社会に向けた地下の効率的な利用について触れられている。
1984年というと、筑波万博の1年前で、光ファイバーやハイビジョンなどがもてはやされていた頃である。ちょうど小学校4・5年生の頃で、友人と大手町にある逓信博物館に行って、当時のテレビ電話などで遊んだことを思い出した。昭和の終わりで、バブルが加熱する前の幸せな頃の一コマであった。
『世の中と地理』
相澤善雄・井上征造編『世の中と地理』(古今書院 1996)を読む。
いわゆる「地名物産地理」を脱皮した地理教育の実践報告がまとめられている。著者の大半が都立高校の教員で、ゴミの行方やスポーツ、ジェンダー、都心の高齢化社会、テレビ、外国人労働者など、当時の社会問題に切り込んでいくツールとしての地理の可能性が論じられている。内容的にはあまり面白くなかったが、世界の政治・経済・民族問題、地球的規模の諸課題、国際理解や比較文化、日本が抱える課題のいずれも地理教育の領域と重なるという編者の定義付けは興味深かった。
『この本、おもしろいよ!』
岩波書店編集部編『この本、おもしろいよ!』(岩波ジュニア新書 2007)を読む。
あさのあつこさんや香山リカさん、中江有里さんなど、若者に人気のある作家や評論家が10代に薦めるお気に入りの小説が紹介されている。ライトノベルが多いのだが、ライトノベルの定義も様々で、本としての一貫性はなかった。しかし、なぜその本を選んだのかというその人なりの理由がはっきりと書かれていて、読んでいて飽きなかった。
