天満美智子『新しい英文作成法』(岩波ジュニア新書 1998)を少しだけ読む。
執筆当時は津田塾大学の学長を務めていた方なので、本人が全部書いたのか、本人監修のもとで誰かが書いたのかは断定できないが、「新しい」と題したほどの内容ではなかった。
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『キャンプ・合宿・ハイキング』
小林康彦『キャンプ・合宿・ハイキング:自然教室のしおり』(岩波ジュニア新書 1985)をパラパラと読む。
今話題のキャンプのイロハや地形図の見方、ハイキングでの歩き方など、著者の経験則が著者の言葉で直に語られる。どの項も体系的ではないが、イラスト入りで分かりやすい。
『影男』
江戸川乱歩『影男』(ポプラ社 1971)を少しだけ読む。
1955年(昭和30年)1月から12月まで、光文社の『面白倶楽部』に掲載された作品である。空き地の広がる東京の外れの尾久や世田谷などの風景などが紹介さえ、高度経済成長が始まる以前の終戦後の日本の様子が感じられた。話の展開は少し飽きてしまった。
『ヨルダン難民救済への旅』
小山内美江子『ヨルダン難民救済への旅』(岩波ジュニア新書 1991)をざっと読む。
著者はTBSのテレビドラマ『3年B組金八先生』やNHKの大河ドラマ『徳川家康』『翔ぶが如く』の脚本家として知られている。
イラクがクウェートに侵攻した湾岸戦争で混乱した中東で、原油もこれといった産業もないため紛争に巻き込まれず、周辺国から難民が押し寄せたヨルダンの難民キャンプでの数日間のボランティア体験を
『赤い幼虫』
江戸川乱歩『赤い幼虫』(ポプラ社 1970)を半分ほど読む。
1933年から34年にかけて発表された作品の焼き直しである。東京市の場末の三河島が舞台となっていたり、小人症の子どもが見せ物小屋で働いているという設定など、戦前の香りが漂っている作品であった。
