投稿者「heavysnow」のアーカイブ

「北朝鮮ごみ風船再開 韓国宣伝放送で対抗」

本日の東京新聞夕刊に、南北軍事境界線を挟んで、北朝鮮がゴミをぶら下げた風船を飛ばしたことに対抗して、韓国が北朝鮮への宣伝放送を実施したとの記事が掲載されていた。

ゴミがぶら下げられた風船を飛ばす北朝鮮政府の常識をまず疑ってしまう。韓国政府が大人の対応をしたので、事無きを得ているが、一歩間違えば、朝鮮戦争が70年ぶりに再開されることもあるので、2国間の小競り合いと高を括ることもできない。韓国大統領府が述べるように金正恩政権は話にならないので、北朝鮮の軍と住民に希望を与えるような太陽政策が必要であろう。

帝京平成大学スクーリング

本日の午後は、最初で最後の帝京平成大学の通信制課程のスクーリングであった。
社会科の教科教育法であったが、簡単な内容であったので、気楽に受講することができた。
落書きやポスター、立て看板もなく、「キレイ」な大学であった。キャンパスの前が憩いの広場になっており、都心部にありながら、お茶の水界隈の学生街のような窮屈な感じはなかった。

『トップアスリート』

小松成美『トップアスリート』(扶桑社,2008)を2編だけ読む。
著者は人物ルポルタージュやスポーツインタビューを得意としているノンフィクション作家である。
航空機の機内誌に連載されたアスリートインタビューから35人分が一冊にまとめられている。
機内誌なので、5分程度で読める分量となっているが、それが同じ調子で35人も続くと読む気が失せてしまう。松坂大輔と別府史之の2人だけ読んだ。一編だけならスーッと読むことができ、スポーツ選手の横顔が伝わってくる。

『道具屋殺人事件』

愛川晶『道具屋殺人事件』(原書房,2007)を一編だけ読む。
表題作の他2編が収録されているが、表題作だけ読んだ。「神田紅梅亭寄席物帳」という落語をモチーフとしたミステリーシリーズの一作目である。つまらなくはないが、あまり嵌まらなかった。

『ガザ 素顔の日常』

会議後は、ガリー・キーン、アンドリュー・マコーネ ル監督作品『ガザ 素顔の日常』(2019)の上映会が 実施された。タイトル通り、イスラエルによる侵攻が始 まる前の、“天井のない監獄”とも評されるガザ地区 に暮らす市民の日常が描かれる。前半は、商店街に は物があふれ、スポーツやおしゃれを楽しむ若者も 多く登場するシーンが続く。しかし、後半に入ると、 銃声が街中に鳴り響き、常に死と隣り合わせの不安 な日常シーンが続く。夢も希望も抱くことができず、 フェンスの中で人生を終えるしかないという諦めが、ガザ地区生まれの子どもたちへと受け継がれていく。 怒りや悲しみは、時に生きる原動力にもなるが、諦 めからは何も生まれない。そんな市民がどうしてフェ ンスの中を逃げ惑うことになるのか。映画の中で直 接は語られないが、観客の心の中に、「どうして」と いう疑問が印象付けられる映画であった。