本日の東京新聞夕刊に、ケニア北部マルサビット郡の激しい旱魃の模様が報じられていた。

本日の東京新聞夕刊に、ケニア北部マルサビット郡の激しい旱魃の模様が報じられていた。

吉村昭『桜田門外ノ変』(新潮文庫 1990)を手に取ってみた。
水戸学の薫陶を受け尊王攘夷思想に目覚めた関鉄之助の視点から、井伊直弼襲撃事件とその後の潜行逃亡生活が描かれる。映画を観たので原作も手に入れてあったのだが、結局読まず仕舞いとなってしまった。
本日の東京新聞夕刊に、政府の地震調査委員会が南西諸島海溝と、鳥取-長崎沖の日本海南西部での巨大地震発生率を公表したとの記事が掲載されていた。
何度も紹介するが、日本を含む環太平洋造山帯は、太平洋プレートが東西南北に拡がり他のプレートと衝突する境界上に位置する。そうした狭まる境界では、海洋型の太平洋プレートが大陸型の北米プレートや南米プレート、ユーラシアプレート、インド・オーストラリアプレートの下に沈み込んでいく。特に日本は大陸型の北米プレートとユーラシアプレート、海洋型のフィリピン海プレートの3つが積み重なっているプレートの重層地域であり、地震の予想が極めて難しい。
記事では数千年というスケールで発生する巨大地震の可能性に言及しているが、原子力発電所から出される高レベル放射性廃棄物は、人体に影響がない放射線量のレベルに下がるのに10万年もかかるのである。数千年に1度の規模の地震ですら対策が立てられないのに、誰が10万年の安全を保証できるのか。来年度の授業でもこのスケール感を理解してもらえるような、わくわくする授業をおこなっていきたい。

