江戸川乱歩『黄金の怪獣』(ポプラ社 1970)をパラパラと読む。
雑誌『少年』(1962年1月〜12月)に発表された作品である。怪人二十面相が登場するシリーズで、虎やら部屋全体が動くエレベーター、主人公の明智小五郎や小林少年そっくりの偽物が登場する、鉄板の少年探偵団シリーズであった。最初の数ページで読む気を無くした。
投稿者「heavysnow」のアーカイブ
「イスラエル最右翼政権誕生へ」
本日の東京新聞朝刊にイスラエルの右派政権「リクード」党首のネタニエフ元首相が、周辺のパレスチナ難民に強固な排撃を主張する輩を政権に取り込んでいるとの記事が掲載されていた。
イスラエルといってもピンと来ない人もいるであろう。面積は2.2万平方キロで日本の四国程度に過ぎない。人口は約950万人で、一人当たりGDPは約51,430ドルとなっている。男子32か月、女子24か月の兵役が課される軍事国家である。
1年生の2学期最後の授業でアラン・レネ監督『夜と霧』(1955 仏)という映画を鑑賞しました。アウシュビッツ収容所で、被害者のユダヤ人だけでなく、加害者のナチスドイツ軍のどちらも極限まで人間が壊されていく惨状が描かれていた。そのユダヤ人が第二次世界大戦後、民族の故郷の地であるエルサレムに続々と入植し、連合軍(国際連合)の支援を受けて承認された国がイスラエルである。当地で暮らしていたパレスチナ人を追いやり、1948年に一方的な独立宣言を行い、アラブ諸国との激しい戦闘(第一次中東戦争)の末に生まれた、いわくつきの国家である。『夜と霧』だけを観ると「ユダヤ人がかわいそう」という印象を持つが、以後の歴史を紐解くと、ナチスドイツを超える嫌がらせをパレスチナに繰り返している。
西アジアの不安定要因の一つである、イスラエルの動向に注目していきたい。
]]>「都市ガス脱炭素へ切り札開発」
『ヴァン・ゴッホの蜃気楼 』
おおば比呂司『ヴァン・ゴッホの蜃気楼:絵筆の旅』(講談社 1984)をパラパラと読む。
19世紀半ばにオランダに生まれたポスト印象派画家フィンセント・ファン・ゴッホが生涯に訪ねた町や港などを実際に辿り、当地の風景を絵筆に収めた絵画集である。中にはゴッホの作品のような派手な色使いの風車の絵などもある。が、大半は挿し絵程度の風景画であり、あまり面白くなかった。
『心がぽかぽかする本3』
和田誠編『心がぽかぽかする本3』(NTT出版 1992)を読む。
前作、前々作同様、「NTTふれあいトーク大賞」に入選した200編のショートショートから20編が抜粋されている。穴があれば入りたくなるほどの勘違いでも、暖かい心があれば結果は上手くいくといった、昔話の「因果応報譚」となっている。



