秋本治『両さんと歩く下町:「こち亀」の扉絵で綴る東京情景』(集英社新書 2004)をパラパラと読む。
数年前に連載が終わった『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の扉絵に込められたエピソードが紹介されている。下町の風景がどんどんなくなってきているので、努めて下町の商店街や踏切、橋などの風景を残しておこうと、物語そのものも下町にシフトしていったとのこと。時代に愛された漫画であったと思う。
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東京タワー
『シン・仮面ライダー』
「迫る人口激減社会」
『宇宙物理への道』
佐藤文隆『宇宙物理への道:宇宙線・ブラックホール・ビッグバン』(岩波ジュニア新書 2002)をパラパラと読む。
物理学の本というよりも、著者の自叙伝となっている。山形県の田舎の高校から京都大学に進学し、湯川秀樹氏や朝永振一郎氏らに師事し物理学を極めていく。1938年生まれの著者だが、宇宙物理学が飛躍的に進歩した時代と重なっており、幸せな学究生活であったことが窺われる。




