『こうすれば楽譜が読める』

西原弦志『こうすれば楽譜が読める』(音楽之友社 1976)を読む。
ト音記号のトンキー君が長調と短調の仕組みや譜面の記号などについて平易な語り口調で説明してくれる。音名の「ハニホヘトイロハ」と階名の「ドレミファソラシド」は絶対的なイコールの関係ではなく、相対的なものである。この音名と階名の違いに気付くことが楽譜を読み解くコツである。著者はなるべくたくさん♯や♭がついた五線譜を頭に思い浮かべながら、次々に移調して鼻声で歌うことで楽譜が身近なものになると述べる。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください