ホテルを出発して、近くの鹿島港に立ち寄った。
国土交通省関東地方整備局のホームページによると、鹿島港は茨城県鹿島市と神栖市の両市にまたがり、鉄鋼、石油化学、飼料、木材の輸入基地となっている。コンテナは思ったほど多くはなかった。かつては砂丘が広がる地域だったが、高度経済成長の1960年代から建設が始まった人工の掘込港である。港湾の建設と工業団地の建設が同時に進んだため、石油化学コンビナートと鉄鋼コンビナート、飼料コンビナートがきれいに区割りされている。また、海水だけでなく、霞ヶ浦の豊富な淡水も利用できる立地も好まれたとのこと。
2023年度の農林水産省の統計によると、鹿児島・志布志港と北海道・苫小牧港、茨城・鹿島港で日本の飼料の輸入の半分を担っている。
残念なことに、展望台は老朽化のため5年ほど前に利用が休止されており、遊覧船も船体の不具合のため営業を中止していた。さらっと見ただけであるが、人工で作った港の規模の大きさはしっかりと実感できた。







