「富士山 はや初冠雪」

本日の東京新聞夕刊に富士山の初冠雪の写真が掲載されていた。
無粋だが、1学期の復習をしてみたい。気温の低減率は一般的に「0.65℃/100m」となっている。9月6日の静岡県御殿場市の最低気温は20.7℃である。ご存じ富士山の標高は3,776m、御殿場市の標高は450mとなっている。標高差は3326m、気温の低減率に当てはめると、御殿場が20.7℃の時、富士山頂はマイナス21.6℃となり、氷点下となる。ピッタリ計算通りである。

ここから文系に話になるが、私は「雪化粧」という言葉が大好きである。しんしんと降る雪が汚い町を白のシーツでキレイに覆い隠してくれる、そんな清浄なイメージが雪にある。あまりに雪が好きすぎて、子どもの名前にも「雪」という漢字を入れてしまったほどである。「大雪は豊年の兆し」という諺もある通り、雪は良い前触れの象徴である。コロナ禍で大変だったここ一年数ヶ月も終わりを迎えているのかもしれない。