「紅海に緑の防波堤を」

本日の東京新聞夕刊に、中東の紅海沿岸でマングローブ林の植樹が進んでいるとの記事が掲載されていた。マングローブは海水と淡水が入り混じる汽水域に生息するため、高潮被害や沿岸の侵食を防ぐ防波堤の役割を果たす。また、二酸化炭素を取り込む量が多いため、地球温暖化のブレーキ役も期待されている。また貝やエビなどの豊かな生態系を育むことでも知られている。

また熱帯や亜熱帯を好むので、日本では沖縄県と鹿児島県の島嶼地域だけに生息する。修学旅行の引率でマングローブ林を散策したことがあるが、陸地をガッチリと守ってくれるような頼もしさすら感じたことを記憶している。