『察知力』

中村俊輔『察知力』(幻冬舎新書 2008)を読む。
サッカー日本代表で活躍する中村選手が、イタリア・レッジーナやスコットランド・セルティックに移籍した際の経験から、チームが自分に求めていることやゲーム中に選手が求める動きなど、様々な場面で周囲の動きを察知しすぐに行動に繋げていくことの大切さを説く。サッカーの解説本というよりも、若者に向けた人生の秘訣みたいな内容となっている。構成作家の筆力もあろうが、読みやすい文体で一気に読了した。