祐成二葉監修・森有貴子著『いまこそなりたいフードコーディネーター』(中央経済社 2009)を読む。
監修者の祐成二葉さんの母で、日本初のフードコーディネーターの祐成陽子さんが校長を務める、「祐成陽子クッキングアートセミナー」の広告宣伝を目的とした本となっている。本書の内容も同スクールの卒業生の紹介がほとんどを占めている。
「フードコーディネーター」なる名称も、養成校も上記の祐成陽子さんが作ったものなので、本書の説明から拾ってみたい。フードコーティネーターの仕事には次のようなものがある。
- フードスタイリング&テーブルコーディネート
- 料理研究
- メニュー開発や商品開発
- 料理教室の運営
- 飲食店舗の運営
- レストランプロデュースやコンサルタント
- 食関連イベントのコーディネート
コーディネーターという職名からも分かる通り、食を巡る様々な分野との連携を生業としている。調理師資格を持っている人が多く、さらにはお皿への盛り付け方や撮影時に美しく見えるフルーツや野菜のカット方法、クロスや内装、流れている音楽のスタイリングも含まれている。
私には最も縁遠い世界の話であった。