ウィリアム・ジャスパソン文、チャック・エッカート絵、河合雅雄訳『森はだれがつくったのだろう?』(童話屋 1992)を読む。
森がどのように作られていくか、絵入りで説明する小学生向けの本である。最初のパイオニアツリーが生まれ、やがて別の種に置き換わり、日陰を好む中位の種も生まれ、落ち葉が腐食して柔らかい土が形成され、昆虫や動物が棲みつく極相林に落ち着いていく。ただ木を植えればよいというものではなく、競争や朽木、腐食などの段階を経て、200年かけて森が作られていく過程がよく理解できた。
日別アーカイブ: 2023年3月26日
『水 地球の彫刻家』
S・グリゴルエフ、M・エムチェフ『水 地球の彫刻家』(共立出版 1979)をパラパラと読む。
著者は旧ソ連の地質学者である。地殻とマントルの間に「排水殼」と呼ばれる2、300度の熱水帯があり、火山や地震、プレートの動きもと全て説明できるとしている。モホロビチッチ不連続面の上部に垂直方向に環流する熱水の動きが地球科学の肝だと述べる。アセノスフェアとの違いがよく分からなかった。
巣鴨で飲み会
『大学活用法』
岩波書店編集部『大学活用法』(岩波ジュニア新書 2000)をパラパラと読む。
1度読んだことのある本だったが、内容は全て忘れていた。大学教授から漫画家、カメラマンなど多彩な人が大学で学ぶことを説く。といっても、大学での学問の説明ではなく、大学に捉われない二十歳前後の時間の使い方を指南する人が多かったのが印象に残った。