月別アーカイブ: 2021年12月

「ウィシュマさん妹 監視映像 視聴」

昨日で長かった2学期が終わりました。
皆さんの9月からの4ヶ月間は如何だったでしょうか。
私は神経をすり減らす日々でしたが、皆さんの発表を楽しませていただきました。
皆さんの発表を深堀りしていくような授業を展開していきたいのですが、なかなか時間の余裕がありませんでした。2年生の3学期は時間の余裕があるので、皆さんとの「対話」を重視していきたいです。

授業アンケートの集計はまだ終わっていませんが、3学期に向けた改善をあらたにしたいと思います。まずは27日(月曜日)の進学講習です。国立理系向けの講習なので、人数は限られますが、担当自身が楽しくやりたいと思います。

本日の東京新聞夕刊から。
授業中に紹介した名古屋入管での「殺人事件」の記事です。
授業で日本の難民制度について触れました。記事本文には書かれていませんが、事件の背景にある日本政府の排外主義が問題となっています。私は、難民の積極的な受け入れや柔軟な移民手続きなど、世界第3位のGDPを誇る日本が大国の責任を果たすべきだと考えています。
こうした悲しい事件が起きないような制度設計が大切です。

「インフラ破壊 水不足に拍車」

本日の東京新聞朝刊に、2015年から内戦が続き、慢性的な水不足によりコレラが発生するなど、深刻な状況にあるイエメンの記事が掲載されていた。イエメンは隣国のスンニ派の盟主サウジアラビアが支援する暫定政府と、シーア派の盟主イランが支える反政府武装組織の衝突が繰り返され、敵対するサウジとイランの「代理戦争」の色合いが濃く、国連は「世界最大の人道危機」と停戦を呼びかけている。

記事にもある通り、一時的な給水で凌ぐのではなく、水道管の修復などのインフラを整備し、自立して水を供給できるシステムを作ることが、本当の復興である。降水量が豊富な日本では理解しにくいが、アフリカの乾燥地域では水汲みだけで一日の大半を費やしてしまい、学校にも通うことができな子どもがたくさん存在する。水道のインフラ整備は、その国の教育や貧困にも寄与する大きなプロジェクトとなる。そうした中で日本の取り組みが評価されていることは素直に嬉しい。

「日本・千島海溝地震の被害想定」

本日の東京新聞夕刊に、太平洋プレートと北米プレートの狭まる境界で発生する海溝型地震の被害想定に関する記事が載っていた。千島海溝や日本海溝付近では、動きが活発な太平洋プレートが東日本の北米プレートの下に潜り込む際に生じる歪みによって、津波を伴う大規模な地震が繰り返されてきた。

授業中にも触れたが、そんなプレートの境界に原発を次々と作るのは狂気の沙汰である。記事を読むと死者のほとんどは津波によるもので、放射線による被爆死は計算されていない。この地図を見るだけで、日本のエネルギー事情の危うさが理解できるであろう。

横田基地一周 平塚〜江ノ島〜鎌倉ライド

真ん中の子と一泊二日のライドに出かけた。


思いつきで、横田基地周辺を走ってみた。軽い気持ちで一周してみようかと思ったら、意外に広くて寒空の下たっぷりと1時間半近く走る羽目になった。


平塚駅前のホテルを出て平塚競輪の前を通過。


茅ヶ崎から江ノ島まで国道134号線の外側のサイクリングコースを走った。砂で歩く箇所もあったが、富士山と眺めながら気持ちが良い。


江ノ島から相模湾を望む。


定番の鶴岡八幡宮へ。狛犬も感染予防対策に余念がない。


大仏の見学後、山を越えて建長寺に。
正岡子規の有名な俳句「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」は、夏目漱石の「鐘つけば銀杏ちるなり建長寺」をもとにしたものであり、その建長寺の鐘がこれである。


銭洗い弁財天へ。途中の傾斜がきつい。


帰り道で長谷寺の入り口と極楽寺に立ち寄った。極楽寺の参道の両脇は桜並木だった。ふと藤原定家の「見渡せば花も紅葉もなかりけり 浦の苫屋の秋の夕暮」の歌が思い浮かぶ。4ヶ月後には見事な花を咲かせることであろう。