次原隆二『好きなことをやれ!!:21世紀の天才たちへ』(集英社 1994)を読む。
インド出身のノーベル物理学賞受賞者でブラックホールを解明したS・チャンドラセカール博士や、生命に必須のタンパク質を研究しノーベル化学賞受賞者のフレデリック・サンガー博士などの生い立ちと研究に賭ける情熱が漫画で紹介されている。研究内容よりも、人物伝に重きが置かれ、小学生向けには打って付けであろう。
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『ずっぱり岩手』
ホセ&わげすたーず『ずっぱり岩手:岩手にハマるキーワード事典』(熊谷印刷出版部 1995)をパラパラと読む。
岩手の方言や、郷土料理、岩手限定の飲み物、岩手出身の人物や名所、観光地、祭、イベントなどがコンパクトに紹介されている。岩手出身の内閣総理大臣は、原敬、斎藤實、米内光政、鈴木善幸の4名を数える。また、藤原喜明氏やザ・グレート・カブキ氏などのプロレスラーも輩出している。現在では大谷翔平、菊池雄星、佐々木朗希の3人のピッチャーが真っ先に採り上げられるのであろう。
『高校生に贈る 数学ライブ』
数学セミナー編集部『高校生に贈る 数学ライブ』(日本評論社 2002)をパラパラと読む。
1997、98年に都立大学と千葉大学で行われた高校生向けの数学講座の誌上ライブである。最初の1ページだけはカオスや結び目、中点連結定理など分かりやすい切り口で話が始まるが、2ページ以降はついていけなかった。
『化学進化』
MELVIN CALVIN著『化学進化:宇宙における生命の起源への分子進化』(東京化学同人 1970)をパラパラと読む。
原油や頁岩を調べることで、無生物から生物へどのような化学的進化を遂げたのか、水素や酸素、窒素、炭素の4元素から紫外線や熱、電気などで、どのような過程を経てタンパク質やアミノ酸になったのかの研究である。生化学という分野があるということだけは分かった。