『シュマリ』 手塚治虫『シュマリ』(角川文庫 1995)を読む。 1974年から76年にかけて「ビッグコミック」に連載された作品で、文庫サイズでも3巻構成となっている。北海道を舞台に、戊辰戦争後、アイヌの魂を持った侍や土方歳三、脱藩した武士などが、官軍(薩摩)に蹂躙されていく歴史を描く。スケールの大きい作品で、明治初期の時代の変化の大きさや価値観の崩壊などもテーマとなっている。一気に読み終えた。
『ギリシア神話』 中村善也・中務哲郎『ギリシア神話』(岩波ジュニア新書 1981)をパラパラと読む。 ギリシア神話が単なる架空のドラマではなく、宇宙や時間などの物理学、陸地や海などの地球科学、領土や歴史、同性愛や近親相姦などを戒める倫理などを伝える教科書的な内容のものだと分かった。だからつまらないのか(笑)。