本日の東京新聞夕刊に、茨城県産の「干しいも」が人気だとの記事が掲載されていた。記事によると、茨城県が干しいもの生産量日本一となっている。確か、サツマイモの生産量第1位は鹿児島県だったはずだと、気になってネットで調べてみた。
2019年の農林水産省「作物統計」によると、生産量第1位の鹿児島県は26.1万トン、第2位の茨城県が16.8万トン、第3位の千葉県が9.4万トン、以下、宮崎県、徳島県、熊本県と続いていく。「やはり鹿児島じぇねえか」と思ったが、よ〜く記事を読むと、茨城県は干しいも専用のサツマイモの生産量が第1位ということである。鹿児島県産のサツマイモの半分近くは芋焼酎の原料(黄金千貫という種類)となっている。記事にある通り、茨城県産の「干しいも」は国内で圧倒的なシェアを誇っている。
またサツマイモは、業界では「しっとり系」と「ホクホク系」、「ネットリ系」の3種類に分類されており、現在は昔ながらの紅あずまを代表とする「ホクホク系」に代わって、スイーツのような「しっとり系」の安納芋(鹿児島県産)や、「ネットリ系」の紅あずま(茨城県産)が人気となっている。