日別アーカイブ: 2021年1月5日

「干しいも 人気ホクホク」

本日の東京新聞夕刊に、茨城県産の「干しいも」が人気だとの記事が掲載されていた。記事によると、茨城県が干しいもの生産量日本一となっている。確か、サツマイモの生産量第1位は鹿児島県だったはずだと、気になってネットで調べてみた。

2019年の農林水産省「作物統計」によると、生産量第1位の鹿児島県は26.1万トン、第2位の茨城県が16.8万トン、第3位の千葉県が9.4万トン、以下、宮崎県、徳島県、熊本県と続いていく。「やはり鹿児島じぇねえか」と思ったが、よ〜く記事を読むと、茨城県は干しいも専用のサツマイモの生産量が第1位ということである。鹿児島県産のサツマイモの半分近くは芋焼酎の原料(黄金千貫という種類)となっている。記事にある通り、茨城県産の「干しいも」は国内で圧倒的なシェアを誇っている。

またサツマイモは、業界では「しっとり系」と「ホクホク系」、「ネットリ系」の3種類に分類されており、現在は昔ながらの紅あずまを代表とする「ホクホク系」に代わって、スイーツのような「しっとり系」の安納芋(鹿児島県産)や、「ネットリ系」の紅あずま(茨城県産)が人気となっている。

「文化系大忘年会2020」

ネット配信されている文化系トークラジオLife「文化系大忘年会2020」(TBSラジオ 2020年12月20日放送)を聞きながら、ドライブを楽しんだ。

久しぶりに文化系トークラジオlifeを全編通して聞いた。2020年の文化系トピックに関するテーマで、イベントや学習に関するネット配信の是非や効果に関する話が多かった。また、第72回カンヌ国際映画祭<最高賞>パルムドール受賞受賞作、ポン・ジュノ監督×名優ソン・ガンホ『パラサイト 半地下の家族』に関する話や韓国の文壇事情の話なども興味深かった。

現在韓国で映画や小説などで、「前向きな下流志向」がブームとなっているという。その話の流れで、それと同じ系列として、五木寛之や「ダメ連」、「高円寺素人の乱」などがあげられるとの話がポンと飛び出してきた。突然懐かしい単語を聞いてびっくりした。確かに、素の自分と向き合うシンプルライフは古いようで新しい考え方なのかもしれない。

「スペイン沖の難民 海難死者2000人超」

本日の東京新聞朝刊に、アフリカから海を越えてヨーロッパを目指す難民の事故の様子が報道されていた。コロナ禍で政治・経済情勢が悪化したアフリカ諸国を脱出する難民が急増しており、特モロッコ沖のカナリア諸島へ辿り着いた難民は、2019年の10倍の数となっている。アフリカの貧困や安全な暮らしが保障されないと、このような危険な亡命は無くならないであろう。

ちなみに、カナリア諸島は、常時北西からの強い貿易風(北東貿易風)に晒されている。そこで、1492年にコロンブスが寄港して、一路インドを目指したという話は、1学期の世界史の授業で触れている。

また、貿易風とは、北(南)緯20度から30度付近の亜熱帯高圧帯から赤道付近の赤道低圧帯に向かって流れる風(高圧帯から低圧帯)に地球の自転の影響(コリオリの力)が加わった恒常風であり、海面付近に吹くので昔から帆船貿易に利用されたことに由来する。こちらも1学期の地理の授業の「大気大循環」の項で触れている。