本日の東京新聞朝刊に、名護市辺野古のキャンプ・シュワブのゲート前で座り込みを続ける横田チヨ子さんの話が載っていた。サイパン島で機銃掃射の中で駆けずり回った経験のある横田さんは次のように述べる。
ウチナンチューはサイパン島でだまされてのたれ死んだ。また沖縄は騙されるのか—。戦火をくぐり抜け、生かされている私の使命は、サイパン島の悲劇を繰り返させないこと。基地がなければ、沖縄は攻撃されない。それが私の最後の仕事。
どんな時間がかかっても、話し合いを続けなければいけない。それが民主主義。私たちの闘いは戦争を起こさない、戦わないための闘いです。
戦わないための闘い、つまり話し合いを続けることが民主主義だと横田さんは強調する。数の力で話し合いを拒否するどこかの首相に聞かせたい話である。