月別アーカイブ: 2016年1月

「戦わないために闘う」

本日の東京新聞朝刊に、名護市辺野古のキャンプ・シュワブのゲート前で座り込みを続ける横田チヨ子さんの話が載っていた。サイパン島で機銃掃射の中で駆けずり回った経験のある横田さんは次のように述べる。

 ウチナンチューはサイパン島でだまされてのたれ死んだ。また沖縄は騙されるのか—。戦火をくぐり抜け、生かされている私の使命は、サイパン島の悲劇を繰り返させないこと。基地がなければ、沖縄は攻撃されない。それが私の最後の仕事。
 どんな時間がかかっても、話し合いを続けなければいけない。それが民主主義。私たちの闘いは戦争を起こさない、戦わないための闘いです。

戦わないための闘い、つまり話し合いを続けることが民主主義だと横田さんは強調する。数の力で話し合いを拒否するどこかの首相に聞かせたい話である。

元日サイクリング

2016-01-01 10.55.44 2016-01-01 11.02.19

午前中、一人で江戸川サイクリングコースを走ってきた。風が強く、1時間半ほどで帰ってきたが、1年の計を案じながらペダルを回した。午後は、例年通り家族を連れて近所の神社へ初詣に出かけた。交通安全を祈願してきた。
今年も自転車を楽しみたいと思うが、健康な体が生活、人生の基本である。くれぐれも事故には気をつけたい。

2016-01-01 13.24.00

『禁断のパンダ』

『このミステリーがすごい!』大賞の第6回大賞受賞作、拓未司『禁断のパンダ』(宝島社 2008)を読む。
2015年最後の読書にしようと思ったのだが、昼寝やら紅白歌合戦やらで、すっかり日をまたいでしまった。
新年のおめでたいムードにはそぐわない作品であったが、展開が読めず最後まで楽しむことができた。
また、近年のグルメブームの行き着く先を皮肉るような結末も良かった。
ただし、元日に読む作品ではないだろう。