和田裕美『世界No.2営業ウーマンの「売れる営業」に変わる本』(ダイヤモンド社 2003)を読む。
ブリタニカ社が販売する英語学習プログラムの営業で、世界142社中2位、年収3800万円の個人記録を達成し、最年少営業部長に就任した後、営業コンサルタントの会社を立ち上げた著者が営業の理念から、契約にこぎ着けるまでのノウハウがまとめられている。
やや女性向けの内容であるが、和田さんは営業活動以前にその商品を売り込む営業マン自身の「人間力」が必要だと述べる。
- 礼儀正しい人間であれ
- 謙虚な人間であれ
- 優しい人であれ
- 熱心で前向きであれ
- 伝えることに自信のある人であれ
- 信用される人であれ
英会話教材の営業の話ではあるが、公務員・会社員問わずサラリーマンとして必要な考え方や、コミュニケーション術、また身だしなみのワンポイントアドバイスも紹介されており、自分の我が身を振り返る良い反省材料となった。何を説明するのかということよりも、誰が、どのように話すのかが大切なのである。服装や表情を含め、他人からの印象を大切にしていきたい。