月別アーカイブ: 2013年8月

『紀勢本線殺人事件』

西村京太郎『紀勢本線殺人事件』(光文社 1991)を読む。
読みやすい文体で、テンポよく話が連続殺人事件が展開していくので、一気に読んでしまった。しかし、話としては出来すぎており、警部と一緒に事件を考えるような「間」がなく、印象に残るような作品ではなかった。

ここ最近、伊勢・志摩・南紀の地理に詳しくなりたいと思い、地名を含んだ旅情ミステリーを手当り次第に読んでいる。しかし、読めば読むほど、東京の出版社側の、有名な観光地の名前を並べただけの、安易な企画の思惑が見えてきてしまう。今回の作品も、タイトルに「紀勢本線」とあるが、松本清張の作品のように、時刻表の隙を狙うようなトリックやその土地に根ざした暗い背景があるわけでもない。こうした「地名+殺人事件」シリーズは、たまにはいつもの満員の通勤電車の車窓とは異なる景色を見たいと願うサラリーマンの気晴らしであって、集中して連続してよむべき本ではないのであろう。

『西行伝説殺人事件』

木谷恭介『西行伝説殺人事件』(徳間文庫 2007)を読む。
1995年4月に刊行された本で、殺人事件のきっかけの一つに阪神大震災が使われている。
西行やら阪神大震災やら国家公務員の使命感やらを盛り込み過ぎたためか、肝心の連続殺人事件の解決に向けたハラハラドキドキ感が薄かったように感じる。

トミカ博2013

今年で3回目の参加なのだが、真ん中の子が春先からまだかまだかと口にするので、クリスマスや誕生日のように、すっかり「恒例」となってしまった「トミカ博 in TOKYO ~トミカはいつもカッコいい!~」へ出かけた。
さすがにお盆明けの日曜日ということもあり、道もガラガラであった。幕張メッセの会場内も混雑しておらず、午後に入るとイベントなども待ち時間なしに楽しむことができた。
真ん中の子もミニカーを並べたり、町を作ったりといった遊びは卒業しつつあるのだが、トミカのゲームやグッズにはまだ関心が高いようだ。トミカのサーキットで遊んだり、トミカの組み立て工場やトミカ釣りに興じていた。下の子も2歳になったのだが、真ん中の子ほどトミカにハマっていない。同じ環境で育っている兄弟でも興味の矛先は異なるようだ。
トミカ博の会場のすぐ近くでは、「バトルスピリッツ」というカードゲームのイベントが開催されていた。大学生くらいの青年が大挙して押し寄せていたのだが、いったい広い会場で何をやっているのか皆目検討がつかなかった。

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『パシフィック・リム』

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久しぶりにイオンシネマ春日部に出かけ、ギレルモ・デル・トロ監督『パシフィック・リム』(2013 米)を観た。
『エヴァンゲリオン』や『マジンガーゼット』の世界をそのまま実写にしたような映画で、話の展開などすっ飛んでしまうほどのド迫力の映像に圧倒された。
ロボットと同調(ドライブ)して、地の底から襲ってくる怪獣を倒し、人類を守るという内容なのだが、日本のロボットアニメそのままの設定である。
自分の子どもの頃、そしてちょうど今の自分の子どもが「ギーン、ガシャンガシャン」と口にしながらおもちゃで遊んでいる感覚がそのまま映画のモチーフとなっている。子どもの頃に見ていたアニメ『勇者ライディーン』を思い出した。
地球や人類を守るロボットヒーローに憧れた子どもの気持ちで見ると、「すっげぇー映画だぁ」という感想を持つことは間違いない。

葛西臨海公園〜三鷹の森ジブリ美術館

本日家族を連れて葛西臨海公園水族館、有明のホテルでランチ、三鷹の森ジブリ美術館を回るという見所満載のバスツアーに参加してきた。37度以上の猛烈な炎天下の中、下の子を抱っこしながら歩き回るのは大変だった。ただお盆の最中で都心の道路が空いており、移動がスムーズで楽チンであった。

おなじみの大観覧車。そういえば観るだけで、乗ったのは今まで1回だけだったかなあ。

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葛西臨海公園水族館の魚たち。館内は冷房が効いており、涼しい顔をして泳ぐ魚を見ているだけで、こちらも暑さをしばし忘れてしまう。

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ペンギンは人間が鑑賞しやすいようにしたためか、屋外での飼育となっている。館内の魚に比べ、多少いらだっているためか、かなり激しく泳ぎ回っていた。この暑さ、ペンギンにとっては人間以上にストレスとなっていることであろう。
今、Wikipediaを調べたところ、日本の水族館で飼われているフンボルトペンギンは暑さに強いとのこと。しかも日本はペンギンの飼育技術も繁殖技術も世界のトップを独走しており、チリの飼育担当者が来日して研修まで受けているとのこと。
こういっては失礼だが、トキやパンダといったひ弱な動物に国の象徴やら日中友好の掛け橋を期待するよりも、たくましいフンボルトペンギンを日本の象徴とし、環太平洋諸国との友好の証とした方が良いのでは。

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三鷹の森ジブリ美術館は館内での撮影が禁じられているので、屋外でしか撮影ができなかった。
折悪く、着いたら下の子が気持ちよく眠りに入ってしまい、入場してから30分以上暑苦しい中ベンチの上で寝かしておいた。その上、「風の谷のビール」という地ビールを飲んだら疲れのためかほろ酔い気分になり、隅々までは鑑賞できなかった。
ジブリの美術館というよりはアニメ美術館といった趣が強い。今ではパソコンの画面上で当たり前になってしまったが、絵を動かすことそのものへの感動がよく伝わってくる展示であった。

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