柳沢保正『へそまがり写真術』(ちくま新書 2001)を4分の3ほど読む。
元朝日新聞の記者であった著者が、新聞報道における一瞬の緊張感や、露光についての蘊蓄、コンタックスとライカの違いなどについて奔放に語る。前半こそ、当時の報道のありようが伺えて興味深かったが、後半に入るとアナクロなカメラについての思い出やこだわりがくどくどと続いていき、途中で読むのをやめてしまった。新書の分量を揃えるために、後半3分の1ほど無理矢理ページを継ぎ足したような展開になっており、編集サイドの失敗が露呈したような内容であった。
月: 2013年7月
ルンバ!
『それでもやる』
辰吉丈一郎『それでもやる』(小学館101新書 2011)を読む。
執筆当時41歳になった「浪速のジョー」こと辰吉丈一郎の自叙伝である。
おそらくはゴーストライターの手によるものであろうが、40代の男のあきらめない生き様は伝わってきた。
『ワイルド・スピード EURO MISSION』
『3時間でわかる いろいろたのしいデジカメ写真 孤立無援のおじさん専科』
大谷明弘『3時間でわかる いろいろたのしいデジカメ写真 孤立無援のおじさん専科』(明日香出版 2001)を読む。
10年以上前の本であるが、絞りとシャッター速度の関係の説明が分かりやすかった。しかし、内容のほとんどは当時目新しかったWindowsXPでの写真取り込みや編集、印刷が中心であり、デジカメそのものの説明は少しだけであった。