阿部真大『搾取される若者たち:バイク便ライダーは見た!』(集英社新書 2006)を読む。
大学を1年休学し実際にバイク便で働いた著者が、同僚との会話や自身のバイクに関する造詣に交えて、団塊ジュニア世代の働き方に警告を発する。
著者は、やりたいことを仕事にできないニートと、やりたいことを仕事にできたワーカホリックの二極化が若者たちの間で進行していると述べる。そして、バイク便だけでなく、トラック運転手やケアワーカー、システムエンジニアなども、好きでやり甲斐がある分だけ、どんどん危険な不安定な仕事に邁進してしまう「職場のトリック」を解き明かす。
大変読みやすい文章であって、子どもの様子を片目に、さらっと読むことができた。
『搾取される若者たち』
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