野間児童文芸賞受賞作、あさのあつこ『バッテリー』(角川文庫 2003)を読む。
本作は1996年に刊行され、児童文学という枠を越えて高い評判を得た話題作である。少年たちの野球を巡っての喧嘩や友情を描く成長記という陳腐なテーマなのだが、感情の描き方が上手く、大人でもずんずんと引き込まれてしまう。
月別アーカイブ: 2009年8月
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前進社内部
本日の夕方何気にソファに寝っ転がってリモコンでチャンネルをパチパチ替えていたら、突如、法政大学の門の前での警察と学生の衝突のシーンが映し出されびっくりした。海賊放送による違法な映像が流れてきたのかと勘違いするほどであった。すぐに新聞のテレビ欄で確認してみたところ、テレビ朝日のドキュメンタリー番組で、新左翼や新右翼活動に夢中な若者の姿を追うというテーマの内容であったようだ。
その後中核派の拠点である「前進社」の内部の様子がテレビに映し出された。昔の寮生活のような合宿生活を送りながら、革命に向けて勉強している大学生が紹介され、いろんな意味で隔世の感すら感じつつテレビに見入った。還暦近いおやじの疲れた姿に比べ、中核派(?)の学生の変に大人ぶっていない人間的な青臭さが印象的であった。
しかし、そうした一言もの申す学生を、一般学生とは違った「特別」な存在として描き出そうとする報道側のあり方は気になった。ドキュメンタリーなのだから、もう少し純粋な視点に立って、学生たちの生活、人生を追えないのだろうか。
秋葉原散策
本日、新御茶ノ水で駿台の教員向けの補習を受けた。早稲田大学の入試問題演習ということで、短い時間の中でポイントをかいつまんでの口頭で説明や板書の工夫などを学んできた。一年に一度このような機会を与えてもらい感謝している。
帰り道、久しぶりに秋葉原駅前を散策した。つくばエクスプレスが開通して駅の様子が大きく変わっており迷ってしまった。途中、ヨドバシカメラの店頭で、任天堂の携帯ゲーム機を持っている数十人規模の集団に出くわした。どうやら無線ランでゲームをやっているらしい。新しいトレンドについて行けない我が身を振り返りながら帰宅の途についた。