前進社内部

 本日の夕方何気にソファに寝っ転がってリモコンでチャンネルをパチパチ替えていたら、突如、法政大学の門の前での警察と学生の衝突のシーンが映し出されびっくりした。海賊放送による違法な映像が流れてきたのかと勘違いするほどであった。すぐに新聞のテレビ欄で確認してみたところ、テレビ朝日のドキュメンタリー番組で、新左翼や新右翼活動に夢中な若者の姿を追うというテーマの内容であったようだ。
 その後中核派の拠点である「前進社」の内部の様子がテレビに映し出された。昔の寮生活のような合宿生活を送りながら、革命に向けて勉強している大学生が紹介され、いろんな意味で隔世の感すら感じつつテレビに見入った。還暦近いおやじの疲れた姿に比べ、中核派(?)の学生の変に大人ぶっていない人間的な青臭さが印象的であった。
 しかし、そうした一言もの申す学生を、一般学生とは違った「特別」な存在として描き出そうとする報道側のあり方は気になった。ドキュメンタリーなのだから、もう少し純粋な視点に立って、学生たちの生活、人生を追えないのだろうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください