この数日、テレビやラジオではWBC(ワールドベースボールクラシックス)の話題で持ちきりである。サッカーのワールドカップに比べれば断然規模の小さい大会なのだが、テレビを観る限りでは、オリンピック級の盛り上がりようである。
一応トーナメント制を敷いているのだが、参加国が少ないため同じ国と何度も対戦するという複雑な敗者復活制度が、マスコミの味付けで盛り上げに一役買っているようである。
試合の中身はさておいて、昨日も同じようなことを書いたが、私と同じ35歳の選手が活躍をしているというのは嬉しいものである。チームリーダーでもあるイチロー選手や小笠原道大選手といったベテランが、お情けでなく、若い20代の選手との競争に勝ち抜いてファンから賞賛を浴びている姿を見るにつけ、私自身が応援されているような錯覚すら覚えてしまう。
35歳……。まだ人生70年の半ばを過ぎたところであるが、瞬発力を問うようなスポーツの世界では引退と背中合わせの時期である。彼らのプレーを応援することで、自分自身もパワーをもらいたいと「切に」思う。