第135回芥川賞受賞作である伊藤たかみ『八月の路上に捨てる』(文藝春秋 2006)を読む。
離婚したばかりのアルバイト青年と再婚直前の正社員の女性が自販機の補充の仕事の一日
繋がっていそうで繋がっていなかった妻との出会いから離婚へ至る回想シーンと、同じく社会と繋がっていそうで繋がっていないアルバイト現場でのシーンが交錯する。
子どもを養うために新しい生活へと旅立つ正社員の女性と、結婚生活の終わりを迎える青年が一台のトラックに同乗する。
不安定な生活
『八月の路上に捨てる』
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