ララガーデンで、スティーヴン・ソダーバーグ監督映画『チェ 28歳の革命』(2008 スペイン.仏.米)を観た。
ちょうど数年前に観たチェ・ゲバラのバイクでの放浪時代を描いた、ロバート・レッドフォード制作総指揮『モーターサイクルダイアリーズ』の続編にあたるような作品で、チェ・ゲバラがキューバで民衆の支持を得ながら革命を目指す過程を描いている。
ドキュメンタリー映画のような作りで、チェゲバラが36歳(!)の時国連でキューバ代表としてスピーチを行なうシーンや米国のマスコミのインタビューを受けているシーンと、彼の28歳の頃の武装蜂起のシーンが順繰りに展開する。武装蜂起の正しさを最後まで信じ、ソ連や米国からの独立を唱え、イデオロギーではなく民衆の立場に立って革命を遂行しようとする彼の変わらない姿が12年の時間を越えて行ったり来たりする。
農村から都市へと銃弾の力に頼り、バティスタ政権を追い詰めていく彼の姿は、今の若者にとってどう映るのであろうか。
『チェ 28歳の革命』
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