坂東恭一『「超」手帳活用術』(河出書房新書 1996)を読む。
新潮社、毎日新聞、朝日新聞を経て現在大学生相手のマスコミ塾を主宰する著者が、スケジュール管理や発想を書き留めるメモ、また人脈作りのためのアドレス帳などビジネスにおける手帳活用の様々なノウハウを伝授する。携帯電話やインターネットの普及前に書かれたのものであり、少々ネタの古さは否定できないが、”軽い、早い、安い”手帳こそが情報と時間を有効に活用する一番のツールだという著者の言い分は正しい。日常生活の中でふとひらめいたアイデアを即座に書きとめるといったことは手のひらに収まる手帳にしかできないことだ。
また、筆者はメモのとり方について、集めた情報に出来るだけリンクを張っておくことが有効だと述べる。テレビや新聞、雑誌などから得た情報やと同時に、自分が肌で感じた情報を整理しておく。そうして集めた情報と関連した内容をまとめてグループ化しておく習慣をつけておくと、いざという時に適切な企画や報告をすることができると説く。
『「超」手帳活用術』
コメントを残す