本日の東京新聞に民間企業から埼玉県の飯能市立双柳小学校長に着任した中村恵太朗校長が紹介されていた。
日産ディーゼル工業において経理や人事畑で30年間勤務した後、「小学生のときに親や教師から教えられたことは忘れない。いいかかわり合いをつくる手助けをしたい」と教育界に飛び込んだということだ。彼は「管理職がすべきことは、会社でも学校でも、そう変わらない。ビジョンを示して現場の声に耳を傾け、課題を共有して環境を整え、個人を目標に向わせる。それが基本」「どちらがいい、悪いじゃなく、会社と学校のギャップを指し示し、先生や子どもの能力を引き出すエネルギーに変えていきたい」と語る。今どきの管理職には珍しく至極真っ当な見解である。
「非常識」な考えを持った教員集団の中で、企業の「常識」が通用するのかどうか、大変に苦労されていると思うが、子どもから一番離れている(離れたがっている)管理職集団に気持ちの良い風穴を空けてほしいものだ。
民間校長
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