内田康夫『華の下にて』(幻冬社 1995)を読む。
京都を代表するいけばなの家元の襲名を巡る騒動に名探偵浅見光彦が挑む。
京都の地図を片手に叡山鉄道や哲学の道、祇園の場所を確認しながら読んだ。
物語自体はあまり面白くなかったが、脳裡に渡月橋の満開の桜の風景が浮かんだ。
「読書」カテゴリーアーカイブ
『自転車さんぽ:東京近郊ベストコースガイド 』
『自転車さんぽ:東京近郊ベストコースガイド 』(徳間書店 2008)を読む。
今度は本物の自転車についての本だったので一安心であった(笑)。
江戸川や荒川、多摩川などの河川沿いや、下町や都心、湾岸、奥多摩に点在する観光スポットを繋ぐサイクリングコースが紹介されている。見開きページの右側に地図、左側に観光案内がまとめられ、持ち出しやすいハンディサイズマップとなっている。
裏道や昭和の雰囲気の残る町並みなど、自転車でブラブラと散策するコースが数多く掲載されており、風景を想像しながら地図を辿っていった。
等々力渓谷や旧江戸川に浮かぶ妙見島、品川周辺の旧東海道など、この本を片手に今すぐ自転車で行ってみたくなった。
『自転車でおいでよ』
久住鮎『自転車でおいでよ』(白泉社花丸文庫 1999)を50ページほど読む。
昨日同様、「自転車」というワードで検索して引っ掛かったので購入した本である。ほのぼのとした表紙の絵柄やタイトルからは伺われないが、クライマックスである男性同士の性交シーンに至るまでの恋の駆け引きが展開される。
男性同士のキスや挿入の時の感覚や心情が描かれるが、やはりその感覚は女性のものである。また、登場人物は全て男性であるが、中身はシンデレラストーリー仕立てであり、女性の願望がくっきりと反映された、女性の女性による女性のための恋愛小説となっている。
期待していた「自転車」はほとんど出て来ず、裏切られたような気持ちだが、女性の恋愛観や皮膚感覚を少し理解することができた気がする。
『自転車旅行主義』
香山リカ『自転車旅行主義:真夜中の精神医学』(ちくま文庫 1998)を数ページだけ読む。
タイトルの通り自転車で各地を走り抜ける旅行記だと思い手にとってみた。
しかし、自転車についての記述は一切なく、可能世界意味論という哲学の小難しい話が延々と続いていく。筆者の言う「自転車」とは、夜勤の当直の間、頭の中の分析哲学の世界を駆け回るための移動と速度の手段であり、メタファーとしての思考のエンジンであった。
頭の悪い私にとって苦手な分野であり、また自転車についての「即物」的なハウツー的内容を期待していた分だけ、期待外れな内容であった。
『快適「自転車生活」入門』
中野隆『快適「自転車生活」入門』(アスキー新書 2009)を読む。
創業80年を超える「老舗」の自転車屋を営む自転車コンシュルジュの著者が、入門者向けのロードバイクの購入方法から、乗車のマナーと安全、日帰り際クイリング術、メンテナンス方法、そしてロードレースの世界の魅力について語る。
今回はロードバイクを選ぶことはなかったが、事故に合いにくいコース取りやオイル塗布の方法など参考となるところが多かった。
生憎、今日も明日も寒の戻りで雨が続いている(明日は雪という予報も!?)が、焦らずコツコツと安全第一にスポーツ通勤を楽しみたい。

