近畿大学附属高等学校教諭芝池宗克・中西洋介著、反転授業研究会編『反転授業が変える教育の未来—生徒の主体性を引き出す授業への取り組み』(明石書店 2014)を読む。
これまでの教師から学生・生徒への一方的な説明中心の授業を、ICT技術を用いて「反転」させるという新しいタイプの教育の未来志向的な理念と、その実践報告が分かりやすくまとめられている。
いささか教育委員会が作るようなキャチコピーが先走っている抽象的な内容が多かった。画面構成や音声の扱い、ファイル形式など、反転授業を実践する際のつまづきやすいポイントについて知りたかったのだが、こちらは日々更新される技術であるためか、あまり紙幅は割かれていなかった。
しかし、これから自分自身で取り組んでいくという意欲を持って読むと、実際の対面での授業の時間を減らしても、一対一の関係をベースにした授業は増やせるといった活用例や、「物理空間」と「仮想空間」の両面を意識した教育者の責任など、参考になるところを次々と発見することができた。後はやるだけである。
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『MTB日和 7』
『日之影村の一族』
五木寛之『日之影村の一族』(文藝春秋 1978)を読む。
桃源郷伝説や山窩に近いイメージ
日本の大和政権と対立を続けた村の様子を描いた表題作のほか、韓国併合時代の朝鮮の美術品の行方を描いた『深夜美術館』の2作が収められている。
20年以上前に読んだのか、微かな記憶の糸を辿りながら読み進めていった。





