読書」カテゴリーアーカイブ

『突撃!貧乏ライター戦記』

岸川真『突撃!貧乏ライター戦記:ルポ・メルトダウンから尖閣、生活保護まで』(宝島社新書 2013)を少しだけ読む。
タイトルからすると面白そうな内容だったのだが、読んでも内容がすんなりと頭に入ってこなかった。周辺状況や前後の説明をすっ飛ばして、いきなり本題や会話のやり取りになリ、分かりにくい文章であった。

『ピアノはともだち』

こうやまのりお『ピアノはともだち:奇跡のピアニスト 辻井伸行の秘密』(講談社 2011)を読む。
上の子の読書感想文を書くために購入した本である。辻井さんの努力や成長、感謝が全面的なテーマとなっており、どの章を読んでも感想文の材料には困らないように配慮されている。「ショパン国際ピアノ・コンクール」での最年少参加や、「ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール」での日本人初の優勝などの裏では、様々な人たちが関わり合い、そしてその期待に真摯に答えようとする辻井さんの姿が描かれている。
1歳半でピアノを習い始めたり、譜面を全く読まずに暗譜のみで1時間近い作品をノーミスで弾いたり、まさに「神童」という言葉がしっくりくる辻井さんのエピソードも数多く紹介されている。
「障害者」だからという見方は全くなく、一人の「音楽家」としての取材を続けている著者の思いもよく伝わってくる。

『箱庭』

内田康夫『箱庭』(講談社 1993)を読む。
政界とゼネコンの闇の癒着と、旅情ミステリーが組み合わさった内田作品の王道を行く長編ミステリーであった。
最後になってドタバタと話が急展開していく流れもいつも通りであったが、たった一枚の写真から芋づる式に謎が繋がっていく展開や、日本各地に点在する厳島神社のヒントなど、『天河伝説殺人事件』や『贄門島』のような、久しぶりにワクワクする作品であった。
ここ最近内田作品を読んでいると、若い浅見光彦氏の行動力に勇気をもらうようになってきた。それだけ自分が老いた証拠か。。。

『「横山大観」殺人事件』

内田康夫『「横山大観」殺人事件』(講談社文庫 1988)を読む。
日本美術界の巨匠横山大観の贋作に端を発する殺人事件である。ご存知の浅見光彦シリーズではなく、警視庁の岡部和雄警部の推理が冴え渡る。
インフルエンザでぼおっとした頭で読んだこともあり、さらさらと読み終えてしまった。

『上野谷中殺人事件』

内田康夫『上野谷中殺人事件』(角川文庫 1991)を読む。
ちょうど漱石の『こころ』を扱っており、私とKの散歩道の風景でも確認しようと手に取ってみた。
タイトルこそ上野谷中とついているが、取って付けたような感じで、内田作品の醍醐味である浅見探偵と一緒に旅を楽しむような作品ではなかった。
今度暖かくなったら、実際に自転車で谷根千を回ってみたい。