読書」カテゴリーアーカイブ

『ものぐさ精神分析』

岸田秀『ものぐさ精神分析』(中公文庫 1982)をパラパラと読む。
1973年から1980年にかけて「現代思想」や「ユリイカ」などの雑誌に掲載された内容を集めたものである。60年の反安保闘争や連合赤軍事件三菱重工爆破事件やアラブの日本赤軍の行動などを、日本人の精神病理に根ざしたものだと分析する。
疲れもあってか、よく理解できなかった。

『中学受験の失敗学』

瀬川松子『中学受験の失敗学:志望校全滅には理由がある』(光文社新書 2008)を読む。
中学受験に際し、「子どもの学力に見合わない志望校を掲げ、塾や家庭教師に費やした時間が勉強した時間だという勘違いのもと、どこまでも暴走を続けてしまう親」をツカレ親と称し、自らの経験に照らし、受験に失敗する事例を分析している。
あくまで自らの家庭教師体験を敷衍して論じているだけで、あまり内容はなかった。

『なぜ「よい子」が爆発するのか』

村山士郎『なぜ「よい子」が爆発するのか』(大月書店 2000)をパラパラと読む。
「人を殺してみたい願望」を実行に移した少年犯罪の実例を取り上げ、競争社会や母親を中心とした家族の圧力を分析し、引いては、そうした犯罪の温床となってきた社会の病理に言及している。
そうした育児や教育の問題への根本的な解決策として、学校化しがちな親子関係の改善や、子どもとの共感関係の構築、基本的な生活習慣の確立や豊かな遊び体験の提供などが挙げられているのだが、新聞の特集記事にありがちな教科書的なまとめ方で、いまいち面白くなかった。

『空想法律読本』

空想科学研究所客員研究員『空想法律読本』(メディアファクトリー 2001)を手に取る。
ウルトラマンや仮面ライダー、地蔵人間キカイダー、マジンガーZなどの空想上のテレビヒーローが、現実世界で物語通りに敵をやっつけた場合の法的手続きや、巨大ロボットが街中を歩いた場合の道路交通法上の扱いなど、まあどうでもいいようなバカバカしい内容を真面目に解説している。
一昔前に流行ったシリーズものであるが、心の余裕があまりないせいか、一ページもまともに読むことができず、パラパラとページを繰っただけだった。

『失敗しない大学選び』

インパクト大学受験リサーチ・チーム『失敗しない大学受験選び』(河出書房新社 2012)を読む。
主に大学進学を考えている高校生の親世代を対象に、1980年代とは大きく様相を異にする大学や大学受験、留学制度や奨学金制度など分かりやすく解説している。
現在、大学の中退者は7万3千人もおり、中退率は12.1%、つまり9人に1人は卒業することなくキャンパスを去っている。大学中退は、一括採用の日本において非常に不利な就職活動を強いられ、高校新卒者よりもマイナスに査定されてしまい、結果として目標を持たずにふらふらすることとなり社会問題になっているという指摘には耳が痛かった。
筆者はキャリア支援やチューター制度などが充実した「面倒見の良い」大学を中心に、