読書」カテゴリーアーカイブ

『小心者のアメリカ大陸一人旅』

越智幸生『小心者のアメリカ大陸一人旅』(PHP研究所 1999)を読む。
執筆当時30代半ばだった著者が、年末1ヶ月半かけて、アメリカ・メキシコの観光地を巡るドタバタ珍道中日記である。北米大陸の地名などが頭に入ればと思い手にとってみたが、著者の視点を通した観察や思いが綴られた日記が続くだけで、ほとんど勉強にならなかった。

『地理Bの点数が面白いほどとれる本』

瀬川聡『改訂第2版 センター試験 地理Bの点数が面白いほどとれる本』(KADOKAWA 2016)を買って読み始めた。
2004年刊行の初版を使っていたのだが、中国の貿易や世界の観光旅行受入国、発電源別発電電力量などの統計データが古くて間違った理解をしてしまうので、買い直すことになった。
教科書代わりに使えて、教科書以上にポイントの解説が詳しくて使い勝手が良い。
残り時間は少ないが、とりあえずのところまでは進んでいこう。

『「今のロシア」がわかる本』

畔蒜泰助『「今のロシア」がわかる本』(三笠書房 2008)をパラパラと読む。
米露を中心としたユーラシア地政学を専門とする著者が、BRICsの一角を担うロシアの危うい成長神話を分析している。
先日東欧諸国の民主革命に関する新書を手に取ってみたのだが、旧ソ連を構成していた国は他にもたくさんある。改めてロシアと相即不離の関係にあるCIS(独立国家共同体)加盟国との関係に着目していきたい。2017年現在、独立国家共同体はロシアの他、ベラルーシ、モルドヴァ、アルメニア、アゼルバイジャン、カザフスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタン、キルギス、タジキスタンの10カ国が加盟している。ウクライナとジョージア(グルジア)は既に脱退している。どこの国も資源大国ロシアと文字通り石油ルートや天然ガスパイプラインで繋がっている。有り余るほどのエネルギー資源を分け与えることで帝国を築き上げ、ヨーロッパやアメリカ、中東にまで圧力をかけようとするロシア

『ヴェネツィア 大運河』

ウンベルト・フランツォイ著、マーク・スミス写真『ヴェネツィア 大運河』(洋泉社 1994)を眺める。
ヴェネツィアの中心部をS字に横切る、全長4キロのカナル・グランデの風景写真集である。310以上の歴史的建造物の全てが、見開き2ページの横長写真に収められている。映像で楽しむのも良いが、一ページ一ページ、指でページを繰りながら眺めるのも乙である。
但し、300近い写真のどこにも自転車は写っていなかった。どうやら自転車での移動は禁止されているらしい。あの石畳の迷路のような道をマウンテンバイクで駆け抜けたら、さぞ気持ちが良いだろう。

『ヨーロッパ運河物語』

国際航路会議協会日本委員会・日本の水辺と運河を考える会『ヨーロッパ運河物語:その美とロマン、技術の系譜を訪ねて』(山海堂 1995)を読む。
ドイツやオランダ、ベルギーを中心として発達した北ヨーロッパの運河の写真が多数掲載されている。ヨーロッパでは景観を守るため、所有者や管理者である役所のプレートがない。また、日本のようにフェンスや壁などで川の景観が遮られていないため、遊覧船から風景を楽しんだり、水辺のカフェテリアで寛いだりできる。
日本では急峻な地形ゆえの洪水対策に力をいれなくてはならないという理由があるのかもしれないが、著者も指摘しているように、もう一度「水運」を見直すことから、運河の整備や水辺を楽しむ生活を取り戻していくべきである。