畔蒜泰助『「今のロシア」がわかる本』(三笠書房 2008)をパラパラと読む。
米露を中心としたユーラシア地政学を専門とする著者が、BRICsの一角を担うロシアの危うい成長神話を分析している。
先日東欧諸国の民主革命に関する新書を手に取ってみたのだが、旧ソ連を構成していた国は他にもたくさんある。改めてロシアと相即不離の関係にあるCIS(独立国家共同体)加盟国との関係に着目していきたい。2017年現在、独立国家共同体はロシアの他、ベラルーシ、モルドヴァ、アルメニア、アゼルバイジャン、カザフスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタン、キルギス、タジキスタンの10カ国が加盟している。ウクライナとジョージア(グルジア)は既に脱退している。どこの国も資源大国ロシアと文字通り石油ルートや天然ガスパイプラインで繋がっている。有り余るほどのエネルギー資源を分け与えることで帝国を築き上げ、ヨーロッパやアメリカ、中東にまで圧力をかけようとするロシア
『「今のロシア」がわかる本』
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