羽鳥操・松尾哲矢『身体感覚をひらく:野口体操に学ぶ』(岩波ジュニア新書 2007)をパラパラと読む。
野口三千三氏(1914〜1998)が考案した野口体操の入門書となっている。体操といっても、筋肉を鍛えるのではなく、その逆で重力を利用しながら力を抜き、身体の感覚に自覚的になるという体操である。
「読書」カテゴリーアーカイブ
『夏泊殺人岬』
内田康夫『夏泊殺人岬』(講談社文庫 1993)を読む。
1983年に刊行された本の文庫化である。著者10作目の作品にあたり、浅見光彦もその他の有名刑事も登場しない異色の作品である。物語世界にさほど惹き込まれもしないが、読みやすいのでスルスルとページを捲っていった。
『平成男子図鑑』
深澤真紀『平成男子図鑑:リスペクト男子としらふ男子』(日経BP社 2007)を読む。
著者は「草食男子」「肉食女子」の名付け親としても知られ、平成世代の若者をスパッとカテゴライズする切り口が特筆に値する。平成世代の若者といっても、刊行当時20代半ばから30代半ばの団塊ジュニアを指しており、ちょうど私も含む、バブル以降に学生時代や社会に出た経験を持つ世代のことである。
草食男子のようなロハス男子、スピリチュアル男子、ツンデレ男子、ニュアンス男子に始まり、お買い物男子やマッスル男子、オカン男子、チェック男子、マルチ男子など、情報過多な時代にマッチした(流される)男子像に主観を交えた分析を加えている。
なかでも、ガンダム男子や少年ジャンプ男子が面白かった。ガンダム以前の「マジンガーZ」に代表されるヒーローロボットアニメが、ガンダム以降は「スーパーロボットもの」として区別されるようになり、敵味方がはっきりした二元的世界や勧善懲悪型の主人公ではない、「リアルろぼっともの」路線確立されたという。また、そうした系譜を受け継ぐのがエヴァンゲリオンだとも述べる。
著者も後書きの中で述べるように、「世代論やカテゴライズという手法は、物事を単純化させるあまり、かえって本質を見えなくさせてしまう」側面があるので、さらっと読み流して雑談のネタ程度に考えた方が良いだろう。
『考える理科10話』
小野周『考える理科10話』(岩波ジュニア新書 1980)をパラパラと読む。
著者は物理学の専門家で、重力や運動、光、熱などの物理学の基礎について、人工衛星やお風呂、1円玉など、分かりやすい事例を交えて解説されている。
『奈良の寺々』
太田博太郎『奈良の寺々:古建築の見かた』(岩波ジュニア新書 1982)をパラパラとめくる。著者は歴史学者ではなく、建築学が専門の研究者で、法隆寺や薬師寺、唐招提寺、興福寺、東大寺の5つの仏教建築の構造に焦点を当てた解説書となっている。垂木の組み上げや軒下の組物の解説など、専門書レベルの内容となっている。
