地理」カテゴリーアーカイブ

「中印国境衝突 緊張続く]

本日の東京新聞朝刊に、インド北東部アッサム地方のアルナチュルプラデシュ州で、中国が国境付近のインド側に住宅地を建設し、緊張が続いているとの記事が掲載されていた。
中国は「一帯一路経済圏構想」の実現に向けて、中国内陸部からインド洋へのルートを敷設するためにインドへの挑発を続けている。紛争地域に建築物や住宅地を建設し、実効支配を強めていく中国の手法は、チベットや内モンゴル、ウイグルでも使われている。

「タイ王国批判 SNSで音声を共有しただけで不敬罪 禁錮43年」

本日の東京新聞朝刊に、タイ王国の不敬罪に関する記事が掲載されていました。
タイはヨーロッパの帝国主義の植民地争奪の緩衝地帯となったため、君主制が現存する珍しい国です。立憲君主制を採用していますが、国王が政治に介入することが多く、若者の反発を招いています。2学期期末考査前の授業で映像を紹介しましたが、覚えているでしょうか。日本メーカーの工場も数多く立地しており、目が離せない記事となってます。

ちなみに、「不敬罪」とは、国王および王族・王宮などに対して不敬の行為をする罪で、日本国憲法では廃止されているものです。政治的な主張や意見を述べる環境は保証されるべきですが、ヘイトスピーチと同様に、個人や組織を人格的に否定するような発言や行為は慎みたいものです。

「バイデン氏 就任日に大統領令10本」

本日の東京新聞朝刊より。
今日は3クラスとも北米地誌の同じところを扱いました。米国のエネルギー事情と、米国の中東政策、大統領の交代について説明しました。バイデン氏の寛容政策や「パリ協定」復帰については、以下の記事を参考にしました。まだ正確な情報を出せないのか、連日にわたって観測記事が続いています。

「日本近海の異常高温」

本日の東京新聞朝刊より。
授業の中でも触れましたが、島国の日本は海水温と不離一体の関係にあります。記事にもある通り、太平洋の海面水温が高くなると、大気中に含まれる水蒸気の量が多くなり、熱帯性低気圧の勢力が強まり、太平洋側に高潮や洪水などの被害をもたらします。また、冬季に日本海の海水温が高いままだと、同様に大気中に含まれる水蒸気が多くなり、季節風に乗って日本海側で豪雪被害をもたらします。季節も地域も異なりますが、どちらも地球温暖化の影響にあるということは覚えておいてください。