投稿者「heavysnow」のアーカイブ

『ピラミッドは語る』

吉村作治『ピラミッドは語る:王の墓・黄金・盗掘』(岩波ジュニア新書 1985)をパラパラと読む。冒頭の著者の大学での学生運動との出会いやエジプトに渡った時のエピソードは興味深かった。大きなことを成し得る人間は、些事に拘らず、邁進していくものだと思った。
中盤以降は、エジプトの歴史やミイラの作り方の話が延々と続くのでさらっと読み流した。その中で、最後の著者の言葉が印象に残った。

考古学はすぎさった昔のことを掘りおこしていく学問です。そして考古学を学ぶ人は「時代は変わっても人間というものは変わらないのだ」ということをいくらかでも感じると思います。そこが大切なのです。我われは過去の歴史をみて現在がどのような時代なのかを客観的に知ることができるのです。考古学の存在意味の一端はそこにあると思います。

「離島防衛 日米仏豪が訓練」

本日の東京新聞朝刊より。
自衛隊と米仏豪の軍隊との共同訓練が今月11日から始まり、中国の海洋進出を想定した離島侵攻の奪回作戦やオスプレイによる離発着訓練が展開されている。東シナ海での尖閣諸島や南西諸島の離島、台湾などが射程に収められている。また南シナ海での南沙諸島や太平洋・インド洋まで幅広く中国を包囲しようとするもである。その背景には中国の「一帯一路経済圏構想」がある。どの記事を読んでも、米中、米ロ対立の「新冷戦」の影を感じざるを得ない。

また、なぜフランスなのかと気になったが、実はフランスは太平洋にニューカレドニアやインド洋にもいくつかの島を領有しているため、一枚絡んでくるようになったとのこと。

授業の時間が足りず、どのクラスも駆け足状態が続いているが、本当は中国の政治や経済について深く切り込まなくてはいけないのだが、体調不良もあり正直余裕がない。中間考査後も引き続き東アジア情勢を話題にしていきたい。

「中国、少子高齢化進む」

本日の授業でも紹介したが、中国の少子高齢化の進展が著しいという内容の記事である。昨年2020年の合計特出生率が日本を下回る1.30という数字が紹介されている。それでも1年間に千二百万人誕生しているが、専門家の話では2022年に人口減少に転じるという。

「ミャンマー市民 武装抵抗拡大か」

本日の東京新聞朝刊に、ミャンマー情勢の記事が掲載されていた。
国軍のクーデターに対抗して、市民が武装蜂起を始めている。
記事を読むと、「軍隊=悪、市民=正義」といった論調で書かれており、軍隊に拘禁されているアウンサン=スーチーさんは正義のヒロインのようなイメージで彩られつつある。
しかし、物事は常に多面的・多角的に捉えることが大切で、ミャンマー国軍、市民軍、またそれを仲介する国連や常任理事国のいずれかに肩入れするのではなく、フラットに捉えていくことが大切である。
そういった視点をどのように学び、伝えていけばよいのだろうか。