パンフレット研究:横浜創英短期大学

横浜の中央で進学実績もかなりある中学・高等学校を経営する法人が、横浜線十日市場駅徒歩20分の不便な場所に、バブル華やかな1989年に開学した新しい大学である。その3年前に、同じ敷地内に港北ニュータウンの富裕層を狙った横浜国際翠陵中学・高等学校も開学しており、併設校の受け皿的な側面を持っている。
中学・高校を経営する法人が設置する大学はことごとく失敗しており、この横浜創英短期大学も例外ではない。長く情報学科一学科の単科大学としてやってきたが、あまりに生徒が集まらなくなったであろう、2007年に確実に受験生が見込める看護学科を増設している。医療事務コースと健康サポートコース、オフィスビジネスコースの3コースで構成される情報学科は、もはや短大という俎上にすら上ることはできまい。資格や就職に直結した専門学校の方がまだましである。
看護学科の方も、近隣に実習ができる病院が無く、施設も貧困で専門学校を落ちた学生の受け皿にしかならないであろう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください