「独 難民へワクチン着々」

本日の東京新聞朝刊より。
ドイツは人口が8300万人おり、その約2%にあたる190万人を難民として受け入れている。UNHCRの資料によると、ドイツはシリア、イラク、アフガニスタン、エリトリア、イラン、トルコ、ソマリア、セルビア、コソボ、ロシア、パキスタンの国々から難民を受け入れており、欧州では断トツで多い。国境を接するからの避難民を受け入れている国はトルコやパキスタン、レバノン、ウガンダなど数多くあるが、遠方の国から政府の予算を用いて難民を支援する国は、他にフランスとアメリカを数えるだけである。

記事は ちょっと美談調で、国内の難民受け入れへの反発や、これまでのメルケル首相の政策への支持の低下などにふれられていない。ただ、記事の最後の「ドイツは身一つで来た人たちにワクチンを提供してくれる。彼らが社会の一員として受け入れられた気がする」と述べるスタッフの言葉は重い。日本に暮らす皆さんはどう考えますか。