『はさんではさんで』

夏休みの2冊目

甘木つゆこ『はさんではさんで』(マガジンハウス,2008)を少し読む。
第10回坊っちゃん文学賞大賞受賞作の表題作の他、1編が収められている。
タイトルの「はさんで」は、リストカットと同じく、主人公が手術用の鉗子で自らの身体を傷みつけることで、生きていることの実感を感じるという意味である。
つまらない以外の感想なし。